【データ】20年度業績見通し 「減収減益」が4割超え

2020/04/20 06:28 更新


 帝国データバンクの調査によると、20年度の業績見通しについて「減収減益」を見込む企業は、前年度より22.6ポイント増の44.4%と倍増した。リーマンショック直後の09年度見通し以来11年ぶりに4割を超えた。また、東日本大震災があった11年度見通し以来9年ぶりに「減収減益」が「増収増益」(13.5%)を上回った。

【関連記事】【データ】テレワーク 関東甲信の有職者17%が実施

 業界別では、「卸売り」(60.2%)、「小売り」(60.0%)は6割以上で減収を見込んでいる。「製造」(59.4%)、「運輸・倉庫」(55.8%)、「農・林・水産」(53.8%)、「建設」(51.4%)、「不動産」(50.1%)も半数を上回り、「サービス」(47.7%)、「金融」(40.8%)が4割台にとどまった。業績見通し上振れの材料は「感染症の収束」が43.3%でトップ。外出自粛が続く中、「個人消費の回復」(34.8%)が続き、前年度より7.8ポイント増加した。

■2020年度の業績見通しに関する企業の意識調査 有効回答企業1万1330社



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事