博報堂の新しい大人文化研究所は 40~60代を〝新しい大人世代〟と呼び、調査している。それによると、この世代は「シニア」と呼ばれても、ぴんと来ない人が増えていることがわかった。
「シニアと呼ばれて自分のことだと感じる」割合は、50代では12年19.7%、15年13.1%、17年12.6%と減ってきた。9割近くがシニアではないと思っている。60代では12年は56.1%あったが、15年は46.2%、17年41.3%と半数を割った。
「シニアと呼ばれたい」比率は、60代でも12年で12.9%、17年は11.9%。50代では17年で3.5%と極めて少ない。
これらの理由は、新しい消費やライフスタイルを作ってきた自負があるからという結果。「自分たちは新しい商品やサービスを率先して消費してきた」と思う割合は、50代が68.7%、60代が64.8%と、40代(61%)を上回った。
■「新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる」 対象は40~60代の男女930人