格好良く子育てしたい!男の育児服

2016/03/16 06:12 更新


 育児中や育児経験のある男性3人が、格好良く子育てできる機能性とファッション性を備えた男性用育児服「dadmen」(ダッドメン)を開発している。企画・製造するダブルエイト(東京、電話03・6450・7430)の創業メンバーは父親であるとともにそれぞれ繊維・ファッション企業の経営者でもある。昨年からダッドメン開発の準備を進めてきた。発売は16~17年秋冬もしくは17年春夏を予定している。


 ダブルエイトの代表を務める木村剛さんはデニムの生地や製品の生産、山田光貴さんはニット・カットソー・布帛製品のOEM(相手先ブランドによる生産)・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)、中川爵宏さんはアパレル企画や独自ブランドを販売する会社を経営している。

 すでに育児期間を終えている木村さんと山田さん、2歳の子供の育児真っ最中の中川さん。育児の話になったときに、「最近になって〝イクメン〟という言葉が注目されているが、男性も育児をするのは当たり前のこと。でも、今ある育児用品を使うのは正直、格好悪い。だったら自分たちで作ろう」と意見が一致した。ダブルエイトという社名は「パパ」(88)と二つ8が重なることに由来する。

 男性用の育児服ブランドというのは、世界的にみてもほとんど例がないという。「マーケットがないということはゼロスタートということ。あれば欲しいだろう、必要だろう、というイメージはある。まずは文化を作らないと広がらない」と木村さん。企画を始めたのは昨年8月。週1回のミーティングを重ね、構想を具現化してきた。サンプル製作や設計のための資金を現在、朝日新聞社のクラウドファンディングで募っている。

子育て中も、子育て後も、かっこよく着られる服を目指す
子育て中も、子育て後も、かっこよく着られる服を目指す

 

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