クリエイター系ジュエリー チェーン、フープをアレンジ

2020/12/03 11:00 更新会員限定


 クリエイター系ジュエリーの新作は、チェーンやフープなど、旬のフォルムや素材を、ブランドの持ち味をいかしたオンリーワンのデザインに仕上げている。ミニマルなテイストながら、ユニークなテーマを秘めたもの、異業種の職人との協業で製作したアイテムなど、背景にストーリーがある。過去のコレクションを改めて再構築したアイテムも多い。

(中村維)

 「シハラ」は、丸環をつなげて作るチェーンのコレクション「リンク」を刷新した。全て同じサイズの丸環のもの、サイズや太さにグラデ―ションをつけたものの2種がある点は変わらず。新たに、これまでのネックレス、ブレスレットのバリエーションにリングを出した。ダイヤモンドがセットされたデザインも新しい。ダイヤモンドは、つなぎの小さな丸環一つひとつに一粒ずつセットしている。留め具が引き輪状の丸環になったため、チェーンのどの部分にも取り付けることが可能となり、シルエットの変化も楽しめるようになった。ネックレスとブレスレットは、好みの長さに変えるカスタムオーダーも導入している。全て18Kイエローゴールド製で、リング6万9000~16万6000円、ネックレス22万~80万7000円、ブレスレット10万2000~38万7000円。

シハラ

 「ノグチ」は、過去のコレクションの中から、改めてクローズアップしたアイテムを含め、どこか遊びを感じさせるコレクションを出した。珍しく具象的なモチーフを使った熊のペンダント(小5万2000円、大7万円)は、ベビーコレクションのディスプレーとして作ったオブジェをジュエリーに作り直したもの。子供がぶら下がったような、片手の上がったフォルムが可愛らしい。3連風のリング(写真、中19万~21万円、下7万~8万円)は、半円が可動式になっており、複数のつけ方を楽しめる。ブレスレットもチェーン風(下28万円)、ダイヤモンドをセットしたプレートをつないだもの(36万円)など、豊富なバリエーションで出している。

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