コロネット「アバティ」20~21年秋冬 大人の楽しいアイテム

2020/03/30 06:26 更新


 コロネットのレディスブランド「アバティ」は20~21年秋冬、得意のニットで楽しいアイテムを増やす。新たな販路の拡大を土台に、これまでより価格を2~3割下げることで、より多くの女性に上質なニットを楽しんでもらう考えだ。

 今シーズンのテーマは、「自分の周りを楽しませる〝他喜力〟」とデザイナーの山口富美江。上品な極細カシミヤ・ウールのタートルネックセーターの前身頃に大きな白鳥を刺繍したり、手横のインターシャでボーダーと昆虫の柄を切り替えたり。素材の品質は落とさずに、「わくわく感のある大人のニット」を揃えた。

 大きな白鳥は、厚手のトレーナーにも刺繍した。一見ミスマッチのようだが、裏毛が美しく膨らみのある綿ジャージーと白鳥は、ちょうど良いコントラスト。刺繍の羽は所どころ留まっていて、動くような面白さがある。体のラインから適度に離れるサイズ感で、ネイビーとグレー、ベージュの3色。3万9000円。色鮮やかなスポーツテイストのバリエーションを含め、個性的なアイテムが増えると、定番ニットとの組み合わせも楽しくなりそうだ。

「アバティ」裏毛・白鳥刺繍


この記事に関連する記事