レイングッズメーカー、カムアクロス(大阪府東大阪市)が手掛ける「ひがしおおかさ」は、ものづくりの街、東大阪の技術を集めた日傘だ。東大阪で製造するだけでなく、材料もできる限り東大阪産のものにしたいとの思いから生まれ、23年から販売している。
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傘生地は、東大阪市石切の「河内木綿はたおり工房」の河内木綿を使う。綿花の栽培、紡ぎ、織り、染めまで江戸時代と同じ手法で作られたものだ。手織りのため厚みが出やすく重くなる課題があったが、試作を重ね、薄手に仕上げることで製品化にこぎつけた。持ち手は同市のアクリル加工メーカー、クリエイト築島が製造。綿とアクリルを組み合わせたモダンなデザインを特徴とする。
傘に仕上げるのはカムアクロス本社工房の職人。大阪府優秀技能者「なにわの名工」に選ばれた90歳の渡邊政計氏をはじめとするベテラン職人が担当する。
製品は藍染めと草木染がある。税込み2万7500円で、裏面遮光仕様は3万1900円。受注生産とし、カムアクロス本社1階のファクトリーストア、オンラインストアで受ける。東大阪市のふるさと納税返礼品にもなっている。購入後、3年間は無償保証つきで、その後も有償で修理する。
