コーチ、10月31日付けで社名を「タペストリー」へ

2017/10/12 11:41 更新


18春夏NYコレクションより(写真=大原広和)

 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】コーチ・インクは10月31日付で社名を「タペストリー・インク」に変更すると発表した。

 ヴィクター・ルイスCEO(最高経営責任者)は、「3年前、コーチの変革に向けたビジョンを整え、コーチブランドを超越した成長を目指すと発表した。その戦略計画を通じてスチュアートワイツマンを15年に、ケイト・スペード&カンパニーを今夏買収し、我々の強固な経営基盤を全て活用しながら、単一ブランド専門の小売業から、お客の感情に訴える魅力あるブランドの集合体に発展した」と説明した。新社名を探す際、タペストリーは創造力、クラフトマンシップ、正統性、基盤と価値観の上に成り立つ包括性に言及するとみなしたという。既存ブランドが新しいカテゴリーや市場に広がっていくことも示唆でき、同社の奥深いヘリテージも担えることも決め手となった。

 ブランドエージェンシーの「カーボン・スモラン・エージェンシー」と共同で進めた。株式市場でのシンボルも、10月31日付で「COH」から「TPR」に変更する。



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