青山本店内に期間限定店
インテリアショップのカッシーナ・イクスシーは12月25日まで、青山本店内でリミテッドストア「X」をオープンしている。「クリスマス、キス、コラボレーション」を切り口に、ファッションブランドやデザイナーと協業して限定商品を作った。インテリアからファッション、アートまで、垣根を越えたアイテムが揃う。カッシーナ・イクスシーがファッション分野と協業するのは初めて。
協業したのは、15のブランドやスタイリスト。日本のデザイナーブランドでは、「ファセッタズム」がブランド初のペットグッズに取り組み、レパード柄の洗えるクッションベッドやキャリートートなどを作った。
「アカネ・ウツノミヤ」はブランドの定番素材のフェイクファーを使って、毒気を帯びたドールとポップなキーチャーム付きのクッションを製作した。
スタイリストの一ツ山佳子さんがデザインしたアクセサリーパックも楽しい。「メゾン・マルジェラ」がデザインしたスワロフスキーのパーツがセットされており、ピアスやネックレスなど3通りのアクセサリーをDIY感覚で作ることができる。ニューヨークのフォトシーンで注目されるライアン・マッギンレーの写真を転写したアートファブリックも美しい。
そのほか、スタイリストの野口強さんがディレクションするデニムブランド「マインデニム」や北欧のファッションブランド「オナール」らと協業した。コンセプチュアルショップのアイコン(東京・神宮前)などをプロデュースする畑仲英司氏がプロデューサーとして国内外のデザイナーやスタイリストにアプローチした。
カッシーナ・イクスシーは、インテリア雑貨のみの提案に対する危機感があるなかで、際がなくなりつつあるファッションとインテリアを組み合わせた提案を考えてきた。その第1弾として、40代から50代の成熟した顧客層に加えて、感度の高い若い世代にもアプローチするための協業を計画したという。
同企画は青山本店に続き、大阪店では17日から開始、名古屋店や福岡店でも一部アイテムを販売する。青山本店は来年1月から1階と2階の改装を開始し、3月にリニューアルオープンする予定だ。