女性の活躍推進に取り組む「カルティエ」の、二つの象徴的な催しが大阪で相次ぎ開かれた。一つは、25年大阪・関西万博に出展する「ウーマンズパビリオンインコラボレーションウィズカルティエ」のオープニングセレモニー。もう一つは、06年から続ける女性起業家支援「ウーマンズイニシアチブ」のインパクトアワードの授賞式だ。「女性が輝けば、人類・社会全体が輝く」との理念のもと、堅実に継続してきた取り組みを、世界から注目の集まるタイミングで大きく発信した。
(中村維)
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オープニングセレモニーは、作家、詩人でUNHCRサポーターであるJJ・ボラの詩の朗読「何か、美しい物が」から始まり、女優のアンナ・サワイの司会のもと、国際色豊かに行われた。ニュージーランド元首相のジャシンダ・アーダーン氏、アラブ首長国連邦国際協力担当大臣兼ドバイ国際博覧会2020事務局総裁のリーム・アル・ハーシミー氏をはじめ、女性活躍やその支援をけん引するリーダーが登壇、会場の1600人のプレスや政府・企業関係者に変革を呼び掛けた。