ブラジルで違法な綿栽培の疑い、日本への影響は? BCIの信頼性が問われる

2024/05/01 07:59 更新有料会員限定


ブラジルは世界最大のBCIコットンの生産国。今後の動向次第ではBCIコットンの需給に大きな影響をおよぼしかねない(イメージ)

 英ロンドンにあるNGO(非政府組織)アースサイトは、ブラジルにおいて違法な開拓地で栽培された綿花がBCI(ベター・コットン・イニシアティブ)コットンとして認証され、インディテックスやH&Mの衣料品に使われていると報告した。日本の大手綿紡績企業に聞くと、本件に関わる綿花の調達はしていないなどとコメントがあった。

(小堀真嗣)

【関連記事】ブラジルで違法綿花が流通か? 英NGOアースサイトが指摘

 アースサイトは報告で、ブラジル北東部に位置するバイーア州で、ホリタグループとSLCアグリコラが違法に森林を伐採して綿花畑に転換し、そこで栽培された綿花でBCI認証を取得してアジアに輸出していると指摘した(既報)。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュースサステイナブル



この記事に関連する記事