個性派ランジェリー合同展「ブーケ」有志で協会設立

2017/03/24 06:25 更新


 個性派のランジェリーブランドを集めた合同展「ブーケ」は、このほど大阪で、2回目となる17年秋冬物の展示会を開いた。初出展の企業を含め14社が参加。出展者有志で「日本ランジェリー協会」が立ち上がるなど、業界の活性化に向けた新たな試みも始まっている。

 展示会の仕掛け人は、「アロマティック」の販売を手掛けるノースショア(大阪)。飯田正章代表取締役は、「インナー専門店の縮小など、厳しい環境下だが、ブーケの認知度は少しずつ広がってきた」とし、秋に向けた東京での開催や地方巡業展などを検討中だ。

 さらに個別企業の商談にとどまらず、同社を窓口にしたブーケ全体での新規販路開拓など、新たな模索も始めている。

 継続出展しているアルテックス(東京)と神戸マリー(神戸)に、ランジェリーデザイナーの栗原菜緒さんが加わり、昨年末に日本ランジェリー協会を組織化した。従来から、日本輸入ランジェリー協会があったものの、加盟企業の経営者が創業者から2代目に移行するタイミングを受け、インポートに限定せず、ランジェリーの活性化や需要振興を目指すものだ。

 現状は有志団体だが、今後は各種のイベントやパーティーなどを通じた新しい形の情報発信、組織拡大を進めていく考えだ。

 「アキコオガワ」は、ブーケ初出展。総柄レースのドレスライクなインナー、自らのアウターコレクションとのコーディネイトを考えたデザインブラなど、好評だったパリ国際ランジェリー展の人気アイテムを中心に出展、西日本の新規販路開拓を目指している。

 今年は、展示会に出展する有志企業と共に、有力百貨店の期間限定出店も積極化していく。期間中はウェブでの発信も強化しながら、拡販につなげる。

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