ブルーミング中西が生活雑貨の自販機を強化 ECサイトのリアル店舗として

2022/07/22 06:26 更新


JR博多駅の自販機。商品の使い方の提案などを盛り込んだショーケースも

 ブルーミング中西は、自社ECサイト「ハンカチーフギャラリー」の商品を自動販売機で販売する新たなリアル店舗展開を強めていく。7月9日には福岡県のJR博多駅内にオリジナル自動販売機2台を設置し、販売を始めた。東京メトロが運営する駅構内の自動販売機では7月1日~31日、有楽町駅でスポットで取り組んでいる。

 今後、関東圏で秋までに2カ所の出店が決まっており、「駅などトラフィックの多い場所や商業施設を狙い、順次地方都市にも広げていきたい」としている。

 自動販売機はコロナ禍で手を洗う機会が増え、「ハンカチやタオルなど様々な雑貨を非対面でいつでも気軽に購入できる」ニーズを感じている。JR博多駅ではECで扱っている有名ブランドのハンカチや、「福岡タワー」や博多弁「なんしよーと」の文字プリントなど限定柄のエコバッグ(税込み1100円)、抗ウイルスハンカチ(同)も販売、ここでしか買えないちょっとした土産にもお薦めという。季節やテーマに合わせた商品を半月ごとに提案する予定。

 有楽町駅ではぬれたペットボトルに最適な「ファスナー付タオル」を販売。東京メトロとは「今後も案件があれば期間限定店として、出店を検討していく」という。

 ハンカチなど生活雑貨の自動販売機展開は昨年7月、アトレ吉祥寺店に初めて設置。現在の自社展開は福岡を加えて2カ所で、アイテムや場所によって独自のラッピングをするなどオリジナル性があり、目に付く施策を行っている。6月下旬には総合展示会に出展、実際に自動販売機を持ち込んでの販売方法の提案も行うなど、今後の拡充に向けた取り組みも強めている。



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