フランス大使館貿易投資庁 フレンチライフスタイル展を開催

2022/06/28 06:25 更新


屋外用ファブリックスで製作したソファやクッションを展示(フェルモブ)

 フランス大使館貿易投資庁は6月16、17日の2日間、東京のフランス大使公邸で「フレンチスタイル展2020」を開いた。同展は09年からニューヨークやシンガポールなどを巡回しており、今年は東京での開催となった。すでに日本とビジネスが始まっているブランドのほか、日本に進出を目指すインテリアやファブリックスの企業など17社が出展。建築関係や流通のバイヤーなどと商談を行った。

 アウトドア家具の「フェルモブ」はガーデン用チェアと特殊なファブリックスを使用したソファやクッションなどを展示した。チェアは23色のカラーが特徴で、タイムズスクエア(ニューヨーク)や紫禁城(北京)などのほか、日本でも丸の内仲通り(東京)のパブリックスペースに置かれている。日本ではニチエス(東京)が日本総代理店としてビジネスを広げている。

 ロベール・フールはオービュッソン織りの手作り工房。オービュッソン織りは12世紀から続くフランスタペストリーの伝統的工芸技術で、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。同社は著名デザイナーや建築家と協業して大型プロジェクトにも参加している。現在はスタジオジブリと協業して「千と千尋の神隠し」を題材にした大型タペストリーを製作しており、来年完成する予定だ。初めての来日だったが、「手作りの高額商品だが、建築関係者などが興味を持ってくれた。日本とのビジネスが始まることに期待している」としている。

伝統的織物「オービュッソン織」 を披露した(ロベール・フール)


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