バレンシアガはこのほど、新しく建て替えられたトラヤ・ギンザ・ビルディングの1~3階に東京・銀座で初となる旗艦店をオープンした。地上1階とその上の2フロアに位置し、最新のメンズとウィメンズのクリエイションに加えて限定アイテムも販売する。
バレンシアガは現地の工芸品や職人技を継承する組織をたたえ、現代陶芸の専門店である銀座の黒田陶苑の監修により特別にデザインされた手業による陶器の茶碗や花瓶をオープニングに合わせて数量限定で販売した。また、バレンシアガのロゴを配した限定の和菓子が、約500年の歴史をもつ和菓子屋のとらやによってオープニングに提供された。
オープンに合わせて4月27日から29日まで、オートクチュールの貴重なアーカイブの厳選されたセレクション「Dresses Beyond Time」が、店の上部2階に展示、公開された。この展覧会では、所有者の肩の上で特別な瞬間を経験したカスタムデザインが展示された。経年劣化でもろすぎて壊れそうな作品は、シルクペーパーで作られたベッドに安置されて展示された。クリストバル・バレンシアガの卓越した技術が、今日のコレクションとどのように対話を続けているのかを間近で垣間見ることができる機会となった。