インテリア用品「Bカンパニー」 オリジナル商品を拡大

2018/03/20 04:24 更新


 インテリア用品販売のぶんごは、各店で家具を中心にオリジナル商品を大幅に増やすとともに、付加価値を高めることで単価を上げる施策を進めている。

 同社は一人暮らしの女性を主対象としたインテリアショップ「Bカンパニー」を運営しているが、今回の施策は、この間の配送コストの急騰、ECを中心とした低価格家具の急増など、市場の混乱に影響されないために行ったもの。

 配送費は「ソファで1万5000~2万円にまで上がっており、従来の価格ではまったく吸収できない状況。また、最近、家具店の倒産・廃業が急増したため、販売先を失い在庫が急増したメーカーが値下げし乱売状態になっている」ことに対応した。

 トレンドを反映した、若い女性に向けた企画をオリジナル商品として強化することで、他店と競合する商品を減らすとともに、自社ならではの商品の価値を高めて単価を上げる。これにより、自社の独自マーケットを確保するとともに高騰する経費の吸収にもつなげる。ソファで価格を1.5倍前後に上げ、3万5000~5万円とした。

 昨年はオリジナル商品は全体の1割強だったが、3月からは一気に8割に高めた。家具の単価も5割前後高くなった。接客力を一段と高めることで売り上げを維持していく。

 年に1、2店の出店を継続する。今年は3月に天王寺ミオに出店したほか、4月にはテラスモール湘南に出す。現在33店だが、一部では退店も検討し、当面は全体の店舗数は増やさない考え。

一気に家具のオリジナル比率を高めて差別化した「Bカンパニー」



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