エム・オー・プラネット(東京、大澤いずる社長)は11月15日、東京・南青山にギャラリーショップ「アトリエ・エムオー」をオープンした。時の経過を感じさせる静かな空間で、工芸品や家具、上質なアパレルをアートピースのように販売する。展示イベントも行う予定だ。
コンセプトは「自然と共にあるシンプルで豊かな生き方」。ロンドン在住の日本人ディレクターと組んで、時代やジャンルを超えて美意識を共有し、新たなクリエイションにつながる場を作っていく。売り場面積は132平方メートル。空間デザインは柳原照弘氏が担当。78年完工の建物を生かし、コンクリートの壁をむき出しにした。床はれんがを敷き詰める。奥行きを作るように白い間仕切り壁を配置した。

「現代のデザイナーの洋服も、ビンテージ家具も、陶芸の器も、フラットな視点で向き合える環境を作りたいと思った」と大澤社長は話す。アパレルの構成比は約20%。「ジル・サンダー」「テルマ」「イロット」などを厳選し、テクスチャーやシルエットが映えるように並べている。実店舗に先行して昨年末に立ち上げたECに力を入れ、様々なブランドの幅広いラインナップを販売している。
営業日は水~土曜。月・火曜はBtoB(企業間取引)向けの営業。雰囲気のある空間をフォトスタジオにも活用する。
