21年12月期は全商品カテゴリー、世界の全地域で増収となり、4年ぶりに売上高4000億円を突破したアシックス。北米と中華圏では約30%と大きな伸びとなり、過去最高の営業活動キャッシュフロー500億円をたたき出した。今期も「引き続きランニングに対するニーズは強い」と見ており、増収増益を計画する。
(小田茂)
前期は非常に良い業績で、我々も力強い回復を実感しています。コロナ禍で世界的に健康指向が高まり、皆さんが歩いたり走ったりすることを習慣化してきています。それに加えて、我々の「パフォーマンスランニングに集中する」「オニツカタイガーを育てる」という戦略がしっかり乗りました。良い商品を出し、買ってもらい、シェアを伸ばしつつ、デジタルを絡めていくというのがうまくいきました。我々に対する追い風を強く感じており、今期も続けていきたい。