旭化成アドバンス、主力のスポーツストレッチ素材強化

2017年03月17日更新


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 旭化成アドバンスは、17年シーズン向けのスポーツストレッチ素材で、前年比4%増の売り上げを目指す。主力の遊泳水着市場は低迷しているが、水着の着用シーンの広がりに期待し、街着やレイヤードアイテムにも向く素材を拡充する。

 同社によると、16年のスポーツ関連市場は堅調に推移したが、遊泳水着市場は 5%減と減少に歯止めがかかっていない。

 内訳では、販売期間を長くとった専門店が前年並みを維持したが、百貨店は20%減、GMS(総合小売業)は10%減と落ち込んだ。

 一方、コンプレッションウェア市場は、ランニングやヨガ人口の増加、一部アパレルで在庫整理が進んだことを背景に、ロングタイツなどのボトムの動きがよく、前年を上回った。同社の16年シーズンも、遊泳水着向けの落ち込みをコンプレッションウェア向けが補完し、6%増となった。

 17年の遊泳水着市場は、アウトドアや野外フェスティバル、ヨガといった着用シーンの広がりが支えるとみる。柱のスイム・フィットネスウェア向け「サンプレイ」に加え、軽く薄い素材とカラー展開を増やし、需要を取り込む。競泳水着やフィットネス水着は安定した成長を見込む。

 一方、この数年拡大してきたコンプレッションウェア市場は、主力のランニングでコンプレッションウェアを着ない中上級者が増えているうえ、アウトドアブームが縮小傾向にあり、「踊り場にさしかかる」(村山聖繊維本部スポーツ・ユニフォーム事業部長)と見る。

 ブランド間の競争が激化するなか、標準装備の吸水速乾、紫外線カットに「どんな機能を加えられるかがキーポイント」とし、「エラクションプロ」の高い伸縮回復性を疲労対策に生かしたサポート素材や、発熱・冷感素材を仕掛ける。

■トレンドは自然回帰

 17年の遊泳水着は、自然志向のデザインに注目する。中心は水彩画タッチの花柄、草木のモチーフを多く取り入れたボタニカル柄、大理石を思わせる幾何学柄で、上下柄違いのスタイリングが継続する。形はバンドゥービキニが浸透し、ファッショントレンドを取り入れたオフショルダービキニや胸元にジュエリーをあしらったジュエリーバンドゥーが浮上するとみる。目新しいのは、カーキ、ネイビー、ボルドーなどの濃色。街着にもなじむカラーが求められ、淡い色から移行するという。

■17年キャンペーンモデル決定

 旭化成は17年旭化成グループキャンペーンモデルに、大伴理奈(おおとも・りな)さんを選んだ。埼玉県出身の22歳。製品・サービスのプロモーションや社内イベント、地域貢献活動などに起用する。


17年旭化成グループキャンペーンモデルに決定した大伴理奈さん


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