東京都、アーツカウンシル東京 「こどもファッションプロジェクト」の集大成でファッションショー

2024/12/11 17:30 更新NEW!


小学6年生がデザインした作品

 東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京は、小学生から18歳までの子供たちが参加した「こどもファッションプロジェクト」の集大成として、ファッションショーを文化服装学院で行った。ファッションに興味を持つ計93人の子供が参加し、ショーは500人が観覧した。

 同プロジェクトは、今年から始まった「ネクスト・クリエイション・プログラム」の一環。7月に始動し、デザインのプロセスを教わる「ファッションアカデミー」で10人、演出・進行やスチールカメラ、スタイリスト、モデルなど全7コースからなる「ファッションショー&バックヤード体験プロジェクト」で83人が、このショーを目標にプロの講師から学んだ。デザイナーのコシノヒロコさんが監修した。

デザイン画を描いて見せるコシノヒロコさんと子供たち

 ショーでは、子供が描いたデザインを「ヒロココシノ」の現役モデリストが再現、洋服に仕立てて発表した。また、演出家として誰よりも早く現場に入り職人の仕事に触れた子供、一眼レフカメラを構えた子供など、バックヤードのスタッフやモデルもプロと一緒に体験した。

 本プロジェクトの参加者アンケートでは、「どの子も真剣に取り組んでいる様子が見られて、とても感動した」「自信が付いたように思う。街中で写真を撮る時もポーズを取ったり、笑顔がより明るくなった」「ファッション業界にとても興味があり、次回は違う職種にもチャレンジしてみたいとのこと」など、多数の声が寄せられた。

 12月15日に東京都現代美術館で再集結し、参加した子供たちとプロジェクトを振り返る会も開く。



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