青山商事は、「洋服の青山」秋葉原電気街口店を、実店舗とネットを融合した新コンセプトショップ「デジタル・ラボ」として１０月初旬にオープンした。
新コンセプト店は、実店舗とネット販売を連携させたオムニチャネルの取り組みを具体化した。店内には自社ＥＣサイトの在庫とつながった大型デジタルサイネージを複数設置し、接客にｉＰａｄを活用するなど新しい買い物の形を提案する。店舗面積は約１７２平方㍍と同社としてはコンパクトなタイプになる。
店内の商品に加え、ネット上の１０００万点以上の在庫から商品を選択できる。顧客がタッチパネル式の画面を操作するとサイトの商品が実物大で映し出され、生地の色柄や細かいデザインなどを確認できる。ｉＰａｄを活用し、スタッフがコーディネート提案から商品の注文処理までトータルにサポートする。
また、オムニチャネル戦略の一環として、ＥＣサイト「洋服の青山オンラインストア」から実店舗への送客効果を高めるサービスを導入した。一つは、サイトで気になった商品を扱い店舗に取り置き依頼できるサービス。もう一つは、近隣やよく利用する店舗を「マイ店舗」登録することで利便性がさらに向上する。
