アンリアレイジ パリ進出以降にフォーカスした展覧会

2017/11/10 12:45 更新


 「アンリアレイジ」(森永邦彦)は26日まで、池袋パルコのパルコミュージアムで、パリ・コレクションに進出した15年春夏以降に焦点を当てた展覧会「ア・ライト・アン・ライト」を行っている。通常はファッションに使わないテクノロジーを取り入れることで、新しい服を生み出そうとする同ブランドのクリエーションを伝えている。

 15年春夏以降、光と影にフォーカスし、紫外線で色が変わる服や光の反射で柄が浮かびあがる服、圧力がかかると光る服などを発表してきた。それらを単に見るだけでなく、体感できるように展示しているのがポイント。「パリ進出の際に何を武器にするかを考え、服にとって本来は天敵である光が浮かんだ。光というテーマでは、他のブランドに負けない自信がある」と森永。

 インタラクションデザインはライゾマティクスリサーチ、サウンドディレクションはロックバンド、サカナクションの山口一郎らが担当。展覧会開催に合わせ、奥山由之が撮ったショーやバックステージ写真、森永の言葉をまとめた書籍(=写真)も作った。同展は東京を皮切りに、18年以降米国やブラジルなどでも行う予定という。

ショーやバックステージ写真や森永の言葉をまとめた書籍


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