AOKIホールディングスのブライダル事業会社、アニヴェルセルは開業25周年を記念して東京の「アニヴェルセル表参道」を「大切な人との時をつくる記念日の館」をコンセプトに、9月8日にリニューアルオープンする。
(大竹清臣)
ブライダル業界は少子化やウェディングスタイルの多様化をはじめ、コロナ禍で大きな打撃を受けた。アニヴェルセルでは従来のスタイルにとらわれない幅広いニーズに応えてきたが、「今後、主力のウェディングだけでの成長戦略は困難なため、事業領域の拡大によるビジネスモデルの変革を目指す」と松田健一社長は話す。将来的にはウェディング以外の記念日プロデュース事業を、現在の5%から30%まで拡大する計画だ。
リニューアルによって、「ティファニー」の新店(1、2階)をはじめ、レストランやカフェ、アートスペースなども導入することで、結婚式はもちろん、企業イベントやパーティーなど幅広いシーンで利用できる施設に生まれ変わる。そのほかの新店では、花嫁のトータルビューティーサポートのためドレスサロン「MWバイマグノリアホワイト」が東京に初進出し、ヘア&メイクの「セレーノ」と協業する。日本初登場のフラワーショップ「CQデコレーションバイハナヒロ」もオープンする。
新コンテンツやサービスでは、ダイニングやアフタヌーンティーなど幅広く対応するカフェラウンジのほか、バリスタ日本チャンピオンの石谷貴之氏が監修するコーヒースタンド、ウェディングパティシエが提供するケーキショップなども揃う。最上階の8階には会員限定のルーフトップレストランも登場する。