備南染工は岡山県倉敷市児島のデニム加工工場だ。
1921年に糸の染色工場として創業し、細幅織物の染色を経て現在のデニム加工に移り技術を磨き続けてきた。創業100年を超えた節目に挑戦するのは、自社ブランド「ANBINA」(アンビーナ)の復活。海外製が主流となる中「日本の技術を残したい」と生まれたアンビーナを15年ぶりにブラッシュアップしてよみがえらせる。
長年デニム加工を請け負い培ってきた技術を、自社ブランドで最終消費者に直接伝えるのが狙い。応援購入サービスの「マクアケ」で自社を含めた児島の職人たちで仕上げたデニムパンツを販売した。
6月に開催した合同加工展「EN」では製品化に向けてテストマーケティングを実施した。
タイダイ染めしたTシャツやペンキ汚れ加工したデニムパンツの中から好評だったものを商品化する計画だ。
デニムで1万9800円など、直販だからこそ実現できる手の届きやすい価格を意識する。担当者の山越翔也さんは「老若男女に届けたい」と話す。
