東レ、子会社の伊アルカンターラで生産設備を増強

2017/03/21 06:25 更新


 東レは、スエード調人工皮革「アルカンターラ」を生産するイタリア子会社のアルカンターラ社で、今後5年間に350億円を投資し生産能力を倍増する。生産の約8割を占める自動車内装材向けに加え、家電向けなどの用途も拡大していることから、19年には供給不足になると予測、設備増強を決めた。

 16年4~9月のアルカンターラ社の売上高は、前期比8・3%増の9084万7000ユーロ。自動車内装材向けとラグジュアリー商品向けの採用が伸びており、16年度は10%増の1億7753万5000ユーロの売り上げを見込んでいる。

 アルカンターラ社の保有する工場はイタリア・テルニ県にあるネラモントロ工場1カ所で、生産能力は品種によって異なるがおおよそ年間900万平方メートル。需要の拡大で紡糸やフェルトなどの工程がボトルネックになっており、それらの工程で新たな機械を導入、生産能力を倍増する。

 世界の自動車生産台数の安定的な増加が見込まれることに加え、最近ではパソコンやヘッドフォンなどの家電向けも拡大。環境に配慮した素材であることもアピールし、電気自動車向けなども伸びており、今回の生産能力拡大でこれらの需要に対応する。


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