廃棄自動車のエアバッグでバッグ

2016/02/17 06:44 更新


 廃棄された自動車のエアバッグで作るバッグのブランド「ヨカッタ」がデビューする。販売するのはOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーのエス・ディ・ワークス(電話03・5465・1855)、デザインはバッグブランド「マヌー」のデザイナー、伊藤卓哉さん。使い勝手の良さそうなトートバッグやショルダーバッグは、言われてみればのエアバッグ的強度と高密度のナイロン素材。その背景や工程の話を聞くと、味わいも増してくる。

 廃棄された自動車は今、そのほとんどの部分がリサイクルされているそうだ。なのにエアバッグだけは使い道がないからと焼却されてきた。そのエアバッグを再生する活動をしていたリバースプロジェクト(未来に続く様々なビジネスを創造する組織)から話を聞いたエス・ディ・ワークスの取締役、廣瀬敏一さんとデザイナーの伊藤さんが動き出し、エス・ディ・ワークスの中国の協力工場と三者が協力して製品化にこぎつけた。

 ブランド名のヨカッタは、エアバッグが作動することなくてヨカッタ、焼却されてしまわなくてヨカッタ、バッグになってヨカッタなど、いろんな感謝を表わしている。

サコシュ9000円
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トートバッグ小は1万4000円
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商品には生産背景をイラストにしたタグがつく
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