イオンモールむさし村山 商圏深耕へ6割を改装

2019/09/05 06:27 更新


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 イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)の2期にわたる改装が7月下旬に完了した。イオンモールの中でも有力施設だが、「商圏でのシェアを高める」(能島拓也ゼネラルマネージャー)ことで売上高10%増の目標を超える立ち上がりとなっている。

(田村光龍)

 同施設は06年の開業。敷地面積は13万7000平方メートルで、3層の総賃貸面積7万8000平方メートルにテナント180店が揃う大型SC。改装は13年度以来で3、4月の1期、6、7月の2期合わせて40店を新たに導入、移転・改装は65店にのぼり、全体の6割にあたる105店を刷新した。

 ららぽーと立川立飛開業や立川高島屋SCへの業態転換など、この間の競合関係や消費者の嗜好(しこう)の変化に対応するもので、武蔵村山市、立川市など車で35分圏内に161万人が住む豊かなマーケットの深耕を目指した。

 1期でジーユーを新規導入、ユニクロを拡大、1階に合わせて3330平方メートルの大型売り場を構えた。無印良品、100円均一なども含めマグネットになる大型店はいずれも地域一番の規模にした。競合施設に入っていても規模によって品揃えを充実することで来店動機としての役割を高めるものだ。

 改装のコンセプトの〝コトニワ〟は、コトの魅力を付加するため16年度に立ち上げ、ワークショップなどを継続的に行っている「コトニワプロジェクト」からとったもので、テナントに浸透しており、改装にも生かされている。ヴィクトリアはキッズを充実したほか体験コーナーを設けており、セガではタブレットを使ったアトラクション、VR機を導入した。館としても1階のセンターコートを整備した。インフォメーションを2階に移設した上で270インチの大型ビジョンを設置、イベントスペースとして活用できるようにした。

 待ち時間が課題だったフードコートは、席数は1000席のままだが、カウンターを設けるなど回転率を高める改修を行った。店揃えの刷新と併せ客数を伸ばし売り上げ20%増で立ち上がっている。

 2期では核店舗イオンの1階食品売り場と隣接する形で食物販ゾーン「つむぐマルシェ」を新たに設けた。12店で構成、生鮮3品を含めて揃えている。ハレ需要に対応する食料品を揃えることにより商圏内で来ていなかった層を呼び込むことを目指した。

 つむぐマルシェに入った魚力、青果のフレッシュダイトーが地元発の有名店だったこともあり、イオンも合わせた食品の売り上げが30%増とリードして全体を押し上げている。ポイントカードのデータでは商圏を広げるよりも深耕する形で実現しているとし、まずは狙い通りの立ち上がりとなっている。

北側にユニクロとジーユーを、南側に「つむぐマルシェ」を置き回遊性も高まった

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