アダストリアは東レ、東レ建設と協業で、サステイナビリティーをテーマにした親子向けワークショップイベントを開いた。各社との関係強化と認知拡大が狙い。2日間で約20組が参加し、玉ねぎの皮を使ったハンカチ染め体験などを楽しんだ。
アダストリアのライフスタイルブランド「スタディオクリップ」のエプロンに、東レの軽量異型断面ナイロン素材「トラセア」を採用したのがきっかけだ。「社外との共創を重視するアダストリアに共感した」東レから声をかけ、イベントの開催に至った。東レ建設は自社が運営するコミュニティースペース「コスギアイハグ」(川崎市)を会場に提供した。

同市の紹介で東京農業大学の学生6人が講師として参加し、染色の仕方を教えたほか、子供がフードロスについて学べるクイズなども披露した。同施設内にある農園で、野菜の苗を植える体験もあった。


「素材メーカーがエンドユーザーと直接関われる貴重な機会になった」と東レ。今後も消費者の知名度が高いブランドが多く、イベント運営のノウハウにも長けたアダストリアとの協業を継続する考えだ。商品開発などでも、協業を増やしていきたいという。
