アダストリアの主力レディスブランド「ローリーズファーム」が大きく復調している。昨秋冬からリブランディングに着手し、3~5月は既存店売上高が前年同期比20%超増と大幅回復した。6、7月も順調だったという。コアターゲットを明確に30代に設定した商品企画が当たり、結果的に20~40代の幅広い層をつかんでいる。
(石井久美子)
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従来はブランド内でも、ローリーズファーム=ヤングといううイメージが残っていた。しかし牧野辰彦ローリーズファーム営業部長は、以前は「ジーナシス」を担当しており、外から見て「ローリーズファームはもともと客層が広く、年齢の高い人も多い印象。方向性を示し、それがお客様とズレていなければ結果は出るはず」と感じた。