アダストリアグループ 社内の規定をLGBT対応に

2018/08/03 06:27 更新


 アダストリアは子会社を含むグループ全体で、従業員が働きやすい環境作りに向けて社内のLGBT(性的少数者)への対応を拡充する。8月1日から「LGBTに関する方針」を明文化し、グループ倫理基準を変更した。公平に福利厚生を適用できるよう、同性パートナーも配偶者として認める。

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 社内規定における配偶者の定義に同性パートナーを加えることで、結婚休暇や育児・介護休業の取得、慶弔見舞金の支給、赴任手当などが同性パートナーでも認められるようにした。また、規定上女性に限定していた表記を削除し、トランスジェンダーの人もほかの社員と同様の各種制度が適用されるようにした。セクハラからの保護対象も広げた。

 従来も、LGBTの従業員に対する配慮は行ってきた。ダイバーシティー推進に関する社内アンケートでもLGBTに対する従業員の関心は高かったという。加えて、5月に東京で開かれたLGBTのイベント「東京レインボープライド2018」への参加をきっかけに、LGBTに対する方針の明文化や規定改定に関する機運が社内で高まり、早期の対応につながった。



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