繊研新聞社は今年7月20日に創業75周年を迎える。08年には創業60周年記念事業として日本の繊維・ファッションビジネスを振り返る連載を掲載し、これを『繊維・ファッションビジネスの60年』(繊研新聞社刊)として発行した。今回はその後の15年あまりの国内のアパレル企業や専門店の動きを振り返る。
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08年のリーマンショックによる世界的な景気後退、11年の東日本大震災、そして20年からのコロナ禍を経て、アパレル業界の構図は大きく変貌した。アパレル企業は人員削減や不採算ブランド・事業からの撤退を繰り返し、レナウンのように経営破綻した企業も少なくない。
一方、実店舗中心からEC強化、そしてOMO(オンラインととオフラインの融合)へと大きくかじを切った。また、越境ECを含めたグローバル市場への進出も進んだ。アパレルからライフスタイル分野の事業開発も盛んだ。
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