「45R」23年秋 インディゴ、高密度な生地に焦点

2023/01/17 10:59 更新


月ごとにネイティブアメリカンをイメージしたテーマで打ち出す

 フォーティファイブアールピーエムスタジオの「45R」23年秋物は、ブランドが大切にしてきた藍とインディゴ、ビンテージ風の高密度な生地に焦点を当てる。昨年にブランド名と重なる45周年を迎え、46年目からは「第2章」と考える。45周年に取り組んだ価格にとらわれない特別な物作りを生かし、レベルアップした内容も盛り込んでいる。

 秋はインディゴのアイテムが弱くなる季節だが、バリエーションを揃えてしっかりと見せる。デニムはコンビネゾンやパッチワークのドレス、ジャケットなど豊富なラインナップ。ベーシックなものからクラフト感を感じさせるものまで色々ある。インディゴカラーのセーターやカーディガンはコンチョボタンをあしらい、ネイティブアメリカンな雰囲気だ。

 肌触りのいい裏起毛のスウェットは、高密度な生地でしっかりとした作り。ラグの柄にインスピレーションを得た宇宙人のキャラクター「ナバッコ」をフードに刺繍したフィールドコート、スーピマオーガニックコットンを高密度に織ったスカートなども、ぎゅっと目が詰まった生地にこだわっている。「世の中の流れとは逆かもしれないが、いい原料をいっぱい使っていい素材を発注し、仕事を回して産業を盛り上げたい」思いがある。

 新たなスタートとして、新規客向けのアイテムも増やした。ナイロンのリップストップを使ったカシュクールのブルゾンやポンチョ、製品の状態で縮絨(しゅくじゅう)したチェック柄のマフラーなどがある。

高密度に編んだスウェット
製品の状態で縮絨したマフラー


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