プラグイン、27日まで開催 新規の商談進む

2014/04/01 09:11 更新


 27日まで開催中の合同展「プラグイン」(繊研新聞社主催)では、売り場で明確な個性を発揮できるブランドがバイヤーを引き付けている。パンツ専業、カスタムメード、素材への徹底したこだわりなど、「ほかにはない」特徴が商談の決め手になっている。

100色以上から好みの色が選べるカスタムメードのニット商品が、専門店バイヤーから好評(フィレール・デュ・フィル)
100色以上から好みの色が選べるカスタムメードのニット商品が、専門店バイヤーから好評(フィレール・デュ・フィル)

 合同展「プラグイン」では、アピールポイントが分かりやすいブランドを中心に、バイヤーとの活発な商談が進んでいる。

 トマホーク・チョップは、今秋にスタートする自社工場発のメンズパンツ「オノ+8186」を初披露。大手セレクトショップや百貨店、地方の専門店など約80社と名刺交換し、「手ごたえを感じた」(古中康弘社長)。特に、ファイブポケットとスラックスの中間的な商品はオン・オフに使えると好評だ。パンツ専業という独自性に加え、有名インポート物より手頃な価格設定、国内での小ロット対応も支持されている。

 初出展のバスターズカンパニーのニットウエア「フィレール・デュ・フィル」は、100色以上から色を選べるカスタムメードを提案。メンズとレディスがあり、カシミヤコート(10万8000円)やウールジャケットを、国内のハンドメードで仕上げる。店頭の顧客フェアなど他店との差別化に活用できる点に、専門店バイヤーが興味を示した。

 カラフルなスパンコールバッグがバイヤーの心をつかんだのは「ユニコーン」(オカリナトウキョウ)。今年スタートしたブランドだが、初日のみで新規50社と名刺を交換。主要な百貨店、商業施設が訪れ、「買い取りやポップアップの要望など、びっくりするほどの反響」だった。プレゼント需要に適当な3000円前後のポーチや、ラム革の上質な2万円前後~3万円台のバッグなど、幅広い客層に対応できる。

 レディスの「ファクトリー」(ファクトリー)は、原料から直接手配した商品が人気だ。アルパカはペルー、カシミヤとキャメルはモンゴルに直接赴いて仕入れ、自社で染色、製品化している。バイヤーからは、背景が語れ、コートで4万円台、セーターで2万円台と「素材のわりに値頃」な点が評価されている。(2014/03/27付)



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