18~19秋冬ミラノメンズコレ アメリカンスタイル浮上

2018/01/17 04:30 更新


 【ミラノ=小笠原拓郎】18~19年秋冬ミラノ・メンズコレクションに、アメリカンカルチャーを背景にしたスタイルが浮上している。ウェストコーストの乾いた空気、オンブレチェックにボア襟のアイテム、ウェスタンシャツのヨークの切り替え、スタッズ刺繍、レトロなムードのアメリカンイメージが郷愁を誘う。

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 ヌメロ・ヴェントゥーノは、アメリカ西海岸を背景にした乾いた空気をはらんだスタイルを見せた。オンブレチェックのコートやジャケット、ガンパッチのシャツにバッファローチェックのボア襟ブルゾン、砂漠に建つモーテルの看板をプリントしたシャツ、懐かしいレトロな色と柄で見せる。ブラウンとグリーン、サックスブルーにワイン、コッパーの光沢、クリーンな配色に牛のアニマル柄がアクセントとなる。セーターはハウンドトゥースのプリントがのせられ、ダウンジャケットはブルーやブラウンのレトロな配色の切り替えになっている。アメリカを背景にしながらも、その色使いやディテールにアレッサンドロ・デラックアのセンスの良さを感じさせる。ライ・クーダーのスライドギターのようにどこか懐かしく、乾いた空気を感じさせるアメリカンスタイルに仕上がった。

ヌメロ・ヴェントゥーノ
ヌメロ・ヴェントゥーノ




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