韓国エコヤ 環境に配慮した染色技術の衣料品 日本の販売先開拓へ

2014/08/25 11:23 更新


 韓国のアパレルメーカーのエコヤは、環境に負荷の少ない染色技術「ワインテックス」を使ったデニムなどの衣料品を製造・販売している。日本で販売先を開拓する考えで、7月に開催したJFWインターナショナル・ファッション・フェア(JFW‐IFF)にも出展した。

 03年に設立した。ワインテックスは、デニムを色落ちさせる際、塩素酸ナトリウムの代わりにワインに含まれるタンニンと漢方の薬剤を使用することで、環境への負担を抑える技術だ。インディゴの染料を定着させる天然薬剤と併用することで、独特の色落ちのムラや模様を表現できる。この技術は、日本国内で特許を取得している。

 ワインテックスを使った衣料品は、デニムウエアが中心。ジーンズやショートパンツ、ジャケットのほか、Tシャツやシャツなどもある。ニット生地にも加工できる。

 日本での販売先開拓とともに、日本企業と染色技術を生かした協同製品の開発を望んでいる。

 ジーンズの中心価格帯は5000~1万円。

(2014/08/22 繊研新聞)



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