ヨネックスは1月に販売開始するテニスラケットの新製品で、興和が開発したミノムシ繊維「MINOLON」(ミノロン)を採用した。炭素繊維と複合してシャフトに使用、柔らかでクリアな打球感を実現した。
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テニスラケット「Eゾーン」の新シリーズで採用した。EゾーンはWTA・ATPランキングのトップ200選手の12%が使用し、世界50万人以上のプレーヤーが愛用する人気モデル。
今回でシリーズ8代目となり、軽快な弾きと柔らかな打球感を継承しつつ、前モデルを上回るパワーとフィーリングを実現した。グリップとフェイスをつなぐシャフト部にミノロンと炭素繊維の複合材を使い、振動減衰性が5.8%向上した。
ミノロンは興和が昨年秋に事業化を発表したミノムシ繊維のブランド。クモ糸を上回る弾性率などが特徴で、炭素繊維複合材や繊維強化プラスチックで様々な用途開拓を進めている。