横浜岡田屋が運営する横須賀モアーズシティは1日に開業20周年を迎えたのを記念し、アニバーサリーキャンペーンを31日まで行っている。初日の1日には全館売上高が3億円に迫り、開業以来の単日最高売上高となった。9月29日にニトリのデコホームを新規導入、無印良品や文教堂を大幅に改装し、集客を後押ししている。
同施設は、京浜急行横須賀中央駅前に97年10月1日にオープン。160店が入り、地域密着型のSCとして順調に成長してきた。20周年キャンペーンでは各店で特典が受けられるほか、1カ月間使えるアニバーサリーパスポートを発行し、福袋販売や1日だけの10倍ポイント付与、イベントなどで盛り上げている。
1日は開店前から約1100人が並び、開店時間を早めた。1日の売上高は2億9977万円(前年同日比25.3%増)、入店客数は4万8931人(8%増)と気を吐いた。業種別では衣料品8.4%増、生活雑貨25.3%増、服飾雑貨0.1%増、呉服44%増、食料品0.1%増、飲食3.7%増、喫茶2.8%減、サービス11.1%増だった。
衣料品はインナー、アウターなど実需品が活発に動いた。新店のニトリ・デコホームはキッチン雑貨やカーテンなどが売れ、無印良品は「無印週間」などの企画が当たり、売り上げの底上げに寄与した。