レイングッズメーカー、ワールドパーティー(大阪市)は16日、東京・渋谷に主力ブランド「キウ」の旗艦店を開いた。同社としては初のリアル店舗で、ここを発信拠点としブランド価値を高める。
【関連記事】レイングッズの「Wpc.」 来春夏は一工夫のアイデア商品
同店は明治通り沿いの路面店。売り場面積は89平方メートル。キウは「大人の外遊び」をコンセプトにしており、レインポンチョを主力アイテムとし、様々なレイン対応のバッグ、シューズ、ハット、傘などを揃える。雨の日でもアウトドアを楽しめる点を重視する。野外フェスティバルにも多数協賛している。17年には自然災害基金「キウプロジェクト」も立ち上げて、売り上げの一部を寄付する活動を強めている。
旗艦店では、アウトドアの様々なシーンを提案し、店内でのイベントも計画している。
ロゴ入りのショッピングバッグは有料(大きさにより、150、250、350円)にした。繰り返し使えるエコバッグとし、代金は全額、キウプロジェクトの一環で日本財団の「災害復興支援特別基金」に寄付する。
同社の中村俊也社長は「これまで出店依頼があっても小売りの経験がないことから断ってきた。ここでノウハウを積み上げ、キウのショップを他にも出したい」と話した。

