ワールド 若手クリエイター育成へ「246stマーケット」

2019/09/19 06:25 更新


 ワールドは若手クリエイターのインキュベーション活動の一環として23日まで、東京・港区のワールド北青山ビル1階で「246stマーケット」(ニイヨンロク・ストリートマーケット)を開催している。オープン前日の13日にメディアプレビューを開催し、キュレーションを担当したファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さんらのトークショーを行った。

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 246ストリートマーケットにはサステイナブル(持続可能)でストーリーのあるウェア、ジュエリー、バッグ、靴などファッションや雑貨、飲食の15ブランドが出店している。上山健二社長は「2年前から北青山ビルをひとつの〝媒体〟として業界や企業、個人の垣根を越えて双方向でコミュニケーションする活動に取り組んできた。今期からは次世代ファッション業界の多様なアイデアやチャレンジを支援するクリエーターズサポートプログラムを開始し、北青山ビル地下1階にラボを開設した。ファッションがライフスタイルを含んだ多様な価値観へと広がり続ける時代に、新しい価値がこの場から生まれることに期待している」とあいさつした。

 トークショーで軍地さんは「ECからスタートしたDtoC(ダイレクト・ツー・コンシューマー)のブランドを集めた。作り手と使う人の関係や小売業が変わろうとしている時代。これからは『WHY』なぜこれを買うか、次に『HOW』どう買うか、その後に『WHAT』何を買うかが来るようになっている」と話した。トークショーには、リユースできる可変什器を設計した建築家の百枝優さん、結婚指輪ブランド「イワイガミ」を出店するトゥナイン共同代表取締役COOの吉岡芳明さん、モデレーターとして本田哲也本田事務所代表取締役が登壇した。

上山社長(中央)とトークショーの登壇者たち


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