ワークマンがコラントッテと共同でヘルスケア市場に参入

2022/03/17 06:25 更新


 ワークマンは、医療機器メーカーのコラントッテ(大阪市)と共同で、肩などの凝りの緩和と血行改善用の磁気健康用品の同社専用品を開発し、3月11日に全国の店舗で販売を開始した。

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 最近、作業服の購入客や同社の商品開発アンバサダーから、作業用ヘルスケア製品の強化を望む声が高まっていた。同社は医療機器認証は取得していないため、専門外の分野でも要望に応える狙いで専業のコラントッテと協業し、ヘルスケア市場に参入する。同社の異業種企業との本格的な協業は初めて。

 コラントッテは凝りに悩む人やスポーツ愛好家向けに、医療機器として認証されたネックレスやサポーターの磁気健康用品を製造・販売。同分野で高い評価を得ている。同社にとって作業関連市場は未開拓のため、この市場で占有率が高いワークマンと組み、新たに作業員向けに磁気健康用品の販売を強化する。アクセサリー関連は、同社の既存商品を作業用に改良し、実用的で抑えめ価格の専用モデルを開発。インナーやサポーターはワークマンが生地を供給し、ワークマン主導で開発する。

 今回、発売した共同開発のワークマン専用磁気健康用品は8品目。ネックレスは既存商品から装飾性をそぎ落とし、耐久性と防汚性を重視した作業を妨げないシンプルなデザインと、デニムの作業服「プロコア」シリーズに合う職人好みのデザインの2型。税込み5800円と6800円。

 首や肩、背中が凝る人向けには、半袖インナーに永久磁石を組み込んだケアシャツ1900円を企画。腰が凝る人向けには、永久磁石付きケアパンツ1500円を提案する。

 ワークマンの定番人気商品「クールスリーブ」と同素材で作るひじのサポーターは2900円、ひざやふくらはぎ用サポーターは2枚入り2900円。ワークマンは磁気健康用品で初年度6億円の売り上げを目指す。



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