ワコールは「ユエ」の25年春夏物で、「花をまとう時」をテーマに、色とりどりのレースを多用し、ブーケや花壇を思わせるコレクションを打ち出す。不透明な時代だからこそ、日々の暮らしを彩る明るい花のようなランジェリーを揃え、自分らしく輝いてほしいという思いを込めた。
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3、4、6、7月と季節感を表現した商品グループを投入する。3月はチョウの妖精やテントウ虫が躍るファンタジックな庭園を色鮮やかに表現したブラジャー、ショーツを出す=写真。こだわりの刺繍技術による上質なレースを用い、散りばめた小さな花びら一枚一枚に繊細なグラデーションを施した。ブラジャーで税込み2万2000円など。
4月は多彩なスイレンが揺らめく水の庭、6月は可憐な花々を束ねたロマンティックなブーケ、7月は太陽に力強く咲く野花を、それぞれイメージしたブラジャー、キャミソールなどを提案する。また、ランジェリーで培った技術を生かしたアウターも揃えた。
ユエは21年秋冬にデビュー、企画から生産までを国内のスペシャリストが生産する同社の頂上商品の一つ。シンプルなブラが数量シェアを拡大しているレディスインナー市場のなか、デザインや物作りで培ってきたワコールの思いを込めた代表ブランドになる。