ワコールは18日、デジタル技術を活用した接客サービス「3Dスマートアンドトライ」を開始すると発表した。これに合わせ5月30日、東急プラザ表参道原宿4階にこのサービスが体験できる次世代インナーウェアショップ「ワコール3Dスマートアンドトライ」を開く。
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同社は顧客の多様なニーズに対応するため、店舗でのサービスをデジタル技術で革新し、店舗とECを連携するオムニチャネル戦略を推進している。販売チャネルやアイテムで分断されている顧客・在庫・商品データを一括管理して事業効率向上を実現するもの。独自の計測技術を応用した3Dボディースキャナー、接客AI(人工知能)、パーソナライズアプリなどの開発を進めている。
ワコール3Dスマートアンドトライでは、5秒間で約150万の体形ポイントを計測する3Dボディースキャナーが3台設置される。店員を介さず、客自身が自由に計測することができ、計測時間の短縮とともに、対人ストレスが軽減される。
計測データは店内のタブレットで体形分析や過去のデータと比較が可能。そのタブレットで悩みやデザインなどを選択すると、計測データと合わせてお薦めの下着をAIが提案する。同店では「ワコール」「ウイング」「パルファージュ」「スタディオファイブ」などの150品番のなかから提案される。
開店に先立ち、19日~5月12日、表参道ヒルズのイベントスペースで期間限定店を開く。商品の販売はしないが、3Dボディースキャナー、接客AIが体験できる。