6月下旬からコミュニケーションロボットと服のレンタルサービスを始めた会社によると、連日、受注が入って好調。利用者は都会に住む30~50代の女性が中心で、モバイル型電話ロボットは50代以下、犬型ロボットは40代から高齢層までに人気だ。人との接触を避け、会食や外食も控えなければならないウィズコロナ時代に、安心して会話を楽しめ、気軽にレンタルできるロボットと暮らしてみる人が増えているようだ。
ニュースで4月に都内の大学に入学し、地方から上京した大学生が、まだ大学内に入ったことがなく友達もいないと話していた。オンラインで授業は進んでいるが、感染が心配で家で過ごし、東京に知り合いが一人もいないと嘆いていた。
人間は、人との関わり合いなしには生きていけない生き物だ。誰もが感染の疑いがあるからと、人と距離を置く生活は、もう限界のように感じる。東京の世田谷区のように、PCR検査を「誰でも、いつでも何度でも」受けられる体制を全国で整えれば、安心して人と交流でき、旅行もできる。長く続けるのが難しい生活様式の提唱より、「Go Toキャンペーン」の予算を回して検査を増やすなど、まだまだ政府のやるべきことはあると思うのだが。
(陽)