新CEOのヤコポ・ヴェントゥリーニ氏
ヴァレンティノは6月1日付で、CEO（最高経営責任者）にヤコポ・ヴェントゥリーニ氏を迎えると発表した。06年から同職を務めたステファノ・サッシCEOの後任となる。
ヴェントゥリーニ氏がヴァレンティノで仕事をするのは今回で3度目。海外メディアによると、00年代にブランドマネジャーやディレクターを務めた後、15年にマーチャンダイジングディレクターとしてグッチに移籍。18年から昨年10月まで、グッチのエグゼクティブバイスプレジデントとして、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレとともにブランドに貢献してきた。
ヴェントゥリーニ氏は、就任に際し「私がファッションに夢中になるきっかけとなったヴァレンティノにこうして戻れることをうれしく思っている」と語った。ラシッド・モハメッド・ラシッド会長は、「ヴァレンティノを現代的なブランドに生まれ変わらせる上で、ステファノの役割は重要なものだった。ヤコポは、鋭い視点とマーケットの変化を感じ取る優れた感覚で新しいエネルギーをもたらしてくれると信じている」と話した。
