売り場観測・百貨店キャリア9月

2015/10/01 06:24 更新


 百貨店キャリア売り場の9月商戦は、8月下旬から9月上旬にかけて例年より早く気温が下がったため、実需の秋物が売り上げを支えた。なかでもカーディガンのような感覚で軽く羽織れるアウター「コーディガン」がどの売り場でもヒットしている。コートは一部で顧客による先買いがある。アパレル各社がコートの生産量を抑えつつも投入は早め、消化率を高めようとしているためだ。(価格は税込み)


■松屋銀座本店  ダブルフェイスに支持

 売り上げは前年比約20%増と好調。コートの先買いと実需のニットアイテム、コーディガンがリードした。コートは60%増で推移し、ダブルフェイスやビッグシルエットが売れ筋のキーワードに挙がった。ニットのロングカーディガンとコーディガンは「今から10、11月まで着られる」として好調。

 カシミヤを使ったダブルフェイスなど、他と違いを出したものが売れた。ボトムはワイドパンツが良く、スカートは目新しいニット素材、プリーツ、タック入りのアイテムが好調だった。

ウールニットのコーディガンが人気(3万240円、「icb」)
ウールニットのコーディガンが人気(3万240円、「icb」)
ダブルフェイスのファー付ニットコート(4万2120円、「ランバンオンブルー」)
ダブルフェイスのファー付ニットコート(4万2120円、「ランバンオンブルー」)

続きは繊研新聞で



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事