売り場観測・専門店レディス12月 重点はウールコートにダウン

2019/12/06 06:27 更新有料会員限定


 ウールコートやダウンアウターなど重衣料の販売を強化する。秋冬の本命である重衣料は、立ち上がり時の残暑と秋に入ってからも暖かい日が続いたため、期待に反して伸び悩んだ店がほとんどだった。11月は後半にかけて気温も下がり、安定して売れ出した。

 12月はこの流れをつかんで巻き返したいところ。売れ筋は定番から、色柄やディテール、丈の長さで変化を出したものまで店によって様々だ。ニットにも期待する。なかでもフェザー付きやオフショルダー、ツーウェーなど特徴のあるデザインがヒットの予感。ブルー系やミントグリーンなど明るい色を揃える店も。クリスマスシーズンのギフトニーズを見込んで雑貨も充実。「女性へのプレゼントの下見で来店する男性客も増えてきた」という店もあり、今後期待できそうだ。早速、ジュエリーやストールが売れている店もある。

【関連記事】売り場観測・専門店レディス11月 コーディネート提案で客単価増

◆ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店

 11月はアウターやニットが売れた。ニットトップはミドルゲージのタートルネックが良かった。月の前半は1枚で様になるようなきれいめのコートが売れ、高単価のものも上質さが伝わって購買につながった。月の後半はカタログでの先見せや、SNSで発信したダウンアウターが入荷し売れた。12月はニーズのあるダウンを打ち出す。レッグウォーマーやアームウォーマーなどをレイヤードしたスタイリングで鮮度を出していく。セール時期には単価の高いアクセサリーなど、小物類の提案も増やす。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事