百貨店は緊急事態宣言が解除されたことで各店で営業が再開したが、時短営業などいまだ完全な再開とまではいかず、客数も回復傾向にはあるものの厳しい状況が続いている。6月のヤング売り場は、そんな中でも、リラックス感のある服やオンオフ問わず着られる服などが比較的健闘している。また、在宅勤務や外出自粛の影響からか、自宅で洗えるなどイージーケア商品の需要もあった。セールは例年より早めに、ブランドごとに五月雨式に開催する店が多い。(価格は税込み)
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西武池袋本店 ヤング売り場
カジュアルウェアに需要
営業再開したが、入店客数は7掛けと厳しい状況ではある。催事や販促も思うように打ち出せない状況で、どう店頭で売るかが課題になっている。ただ、例年より各ブランドセールを早めに打ち出していることや、優待会などを実施したことでセール品が健闘し、全体では14%減で推移している。