7月の百貨店ヤング売り場は、セールよりも秋を感じさせる色のプロパー商品が動いている。ブラウンのワントーンコーディネートなど、大人っぽい着こなしが新鮮だ。これまでは着ていて楽なパンツやカットソートップが動いていたが、ワンピースやスカートが伸びており、外出ムードの高まりを反映している。SNSの発信を強化するなど、実店舗でもオンラインでも客と接点を持とうと取り組んでいる売り場、ブランドの好調ぶりが目立つ。
(価格は税込み)
今から着られる秋物が動く
伊勢丹新宿本店「トーキョークローゼット/リ・スタイル・トーキョー」
梅雨明け後、一気に気温が上昇したことで夏物の需要が高まった。売り上げは前年比50%増で、客数も増加傾向。立ち上がりの秋物も、今から着られる商品が良く動いている。週替わりで期間限定店などのイベントをコンスタントに実施したことで、既存顧客はもちろん、新規客もうまくつかんだ。クリアランスセールも分散しての開催となったが、購買意欲は高く、服に加えてバッグやサンダルなどを複数まとめ買いする客が多くみられた。