専門店レディス11月の売り場観測 コートやダウンジャケットを強化

2023/11/09 06:29 更新会員限定


 例年よりも気温が高い日が続き、苦戦しているコートやダウンジャケットなどの重衣料を強化する。ショート~ミドル丈の、一枚仕立てで軽やかなコートが今年は良さそうだ。他に、ニットトップを引き続き推す。好調なのはベーシックなタイプから、色や素材に特徴のあるものまで様々。重ね着すれば長く活躍する点が支持されている。ニットトップもアウターも鈍い店では、スタイリング提案に工夫を凝らし、売り上げにつなげる努力をしている。(価格は税込み)

【関連記事】専門店レディス10月の売り場観測 デザインや色で鮮度 1枚仕立てのコートはミドル丈

ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店

カジュアル要素や色物

 11月15日まで開催されるルミネ10%オフに合わせ、ニットアイテムとアウターを強化する。ニットアイテムはベーシックなデザインを薦め、アウターは毎年人気のウール・アンゴラの一枚仕立てのコートを推す。きれいなテイストを得意にするが、カジュアルなアイテムも充実し、提案の幅も広げる。注目はバッグ「グッド」や「アグ」、スニーカー、「アンドミューク」に別注したトートバッグなど。トレンドの色物も加えながら、鮮度あるスタイリングを見せる。

 10月は気温が高く、重衣料が低調だった。客の秋物へのマインドが高まらず、靴などの雑貨も鈍かった。反応が良かったのは、レイヤードで楽しめるニットやジャージーのトップ。定番のニットのジップアップブルゾンとパンツは販売前の早い段階から紹介し、売れた。

コート8万3600円、パンツ3万6300円、ストール5万9400円、バッグ5500円「ドゥーズィエムクラス」、シューズ1万1550円「ナイキ」
タートルネックニット4万2900円、ジャージートップ2万5300円、スカート6万500円「ドゥーズィエムクラス」、バッグ15万4000円「ワンドラー」、ブーツ17万8200円「ジャンヴィト・ロッシ」

アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店

軽さと重さ、素材の対比

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