UAゼンセン妥結水準 物価上昇を上回る動向

2024/03/25 06:25 更新


 UAゼンセンは24年春闘の第2のヤマ場に設定した3月21日を終えての回答結果を発表した。妥結水準は前年同期の水準を超えており、物価上昇を上回る動向になるとともに、賃上げが中小に広がっていることが示されている。

 3月22日午前10時時点で正社員の妥結は、ベア1万2537円を含めて1万7949円(引き上げ率5.87%)となっており、物価上昇を超えて1%程度の実質賃金の上昇が見込める水準になっている。

 300人未満の組合ではベア1万3048円を含む1万8047円(6.05%)となっており、300人以上を上回り、企業規模による格差を是正する動向になっている。

 パートタイマーは70.3円(6.41%)で正社員の動向を上回り、雇用形態間の差も縮む方向が続いている。



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