生活の木 コロナ禍でも売り上げ堅調 ハーブ、アロマで香り提案

2021/01/29 06:28 更新会員限定


大ヒットしているマスクスプレー

 ハーブ、アロマテラピーといった香りのあるライフスタイルを提案してきたのが生活の木。コロナ禍でも堅調な売り上げで推移している。マスクスプレーや香りの手作り商品がヒット、コロナ禍でお悩み解決型の商品に目が向けられている。昨年から香りを基本にしながらもウェルネス、ウェルビーイングを新たなコンセプトに事業拡大を進めている。

 同社が展開する主力事業がハーブ、アロマテラピー関連の商品を販売するブランド「生活の木」。現在、直営店を約110店出しているほか、卸やECを販路としている。商品カテゴリーは主にアロマ、ハーブ、食品、コスメの四つ。売り上げの7割を直営店で占める。

生活の木表参道店

癒やし求める需要にマッチ

 昨年の緊急事態宣言解除後に直営店を再開して以降、前年売り上げを確保する堅調な業績を維持している。マスクにハーブなどから抽出した芳香剤をかけるマスクスプレーの売れ行きが非常に良く、とくにアロマの製油、エタノール、精製水を混ぜ合わせて自分オリジナルの香りスプレーが作れる手作りセットが人気だ。巣ごもり消費が伸び、癒やしを求める需要にマッチしたヒット商品だ。スプレー関連は、昨年は前年の20倍の売り上げとなった。当初は商品供給が追い付かない状況だったほど。

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